アメリカン・ドリーム
ハーバード大学の教授の講演を聴講してきた。
その中で、「格差」の話があった。
講演の中では、
上位1%が全体の所得の何%を占めている、
上位10%で半分近くだ、
といったデータが示された。
この話は色々な所で見聞きする。
加えて、
親の所得と子どもの所得の相関についてのデータが挙げられた。
親の所得と将来的な子どもの所得との間には、
相関関係がある、というものであった。
この話も色々な所で見聞きする。
日本においても、
東大卒の親から東大卒の子どもへ襷が繋がる事は、珍しいことではない。
この事実に対してハーバードの先生は、
「アメリカン・ドリームはどこへ」
と疑問を投げ掛けた。
アメリカン・ドリーム
言葉で意味自体はわかるけど、
アメリカ人のようにはわかっていないのだろう。
一発逆転的発想、
日本よりもアメリカに根付くこの文化も、
現代では具合が異なるようだ。
データから何を読み取るかは、
育った環境に大きく影響される。
残された時間の中で、
データもしくは自分が見る光景や景色から
何を読み取るか、
そう読み取る自分はどんな人間か、
パーソナリティを整理すると共に、
違う文化圏の考え方も理解できる人間になりたいと思った。